臆病なお前ごと抱いて飛べ


眠れる森の群青
どこか遥か遠くへの
帰り道だと思っていた

答えのほしくない問いの
繰り返しては立ち尽くす

そのうち空は赤く燃え
あいつに笑われ振り返る

世間知らずで生意気な
怖いもんなどひとつもなかった
勇敢だったころの僕にさ

震える羅針盤
瞬間しか刻めない秒針
一度は破って捨てた地図
みんな心に抱いていく

南の風が吹いている
今しかないことも知っている
そのときは一緒に泣いてやる だから
臆病なお前ごと抱いて飛べ