彼岸


何気ない手つきで
最前に立たされる
目の前は
飲み込まれそうな青

結局出せなかった
書きかけの手紙
あふれて
千切れて
空高く

振り返れば
突き付けられる
喉元に
一陣の光

大切だった
譲れなかった
それも今なら
怖くはないよ