月光


溶けて沈んだ僕は
あれから今も
まだ蒼の中から
青を見上げている

ここはひどく寒い
その理由を今まで
探したことなど
一度もなかった

君の美しい翼よ
どうかしなやかに
君に触れた温度よ
どうかうららかに

優しさがゆるり
透いた光は弧を描き
君の背中に降り注ぐ