思い出


僕はついに白状しよう
夢は醒めたんだよ
君も気付いていたんだろう
大人になるというのは
ただ恐ろしいことだね

僕は置き去ってゆくものを
引きとめはしない
捨て去ってゆくことを
罪だとは言わないさ

今朝の楽園に
僕らは何と名付けよう
似合う名前を
僕らはこの先も知らない

指と指の隙間から
零れてはうつくしく千切れてった
あの無数の色あざやかな光の破片を
君だけはどうか
いつの日も思い出と呼ばないで