浴室の懺悔


狭い浴槽に ふたり
世界が終わる 呪文をとなえる
もうすぐ 僕らの海にも
薄紅の夕日が沈む

とても冷たくて
無機質な ぎんいろ
君を救うのは
僕じゃなかったね
神さまですら なかったんだね

ごめんね、
どうか赦しておくれ
さいごまで 何ひとつ
正しくなんかなかったことを
それでも構わないと思っている
馬鹿げた僕のことを